フジロック初日、7月27日。
ホワイトステージでエレファントカシマシを
見ました。
フェスのエレカシ
フェスでのエレカシを見るのは初めて。
元々フェスに
そんなに興味がなかったのは、
セットリストが有名どころの曲で占められているし、
時間も短いという理由が大きい気がします。
しかし、どのバンドも
そうなのかもしれませんが、
エレカシは、
例えばライブハウスツアーのライブと
ホールツアーのライブ、
毎年恒例の野音、新春コンサートなど
それぞれ雰囲気がガラッと変わります。
フェスのエレカシもまた、
普段と全然違う感じがしました、というのが
フジロックのステージを見た最初の感想です。
お客さんはエレカシ目当てに
来てるわけではないから、
何としても聴かせてやる!という気迫が
伝わってきて、非常に良かったですねえ・・・。
前方は大騒ぎだった
このライブはユーチューブで
生配信されていた為、
実は現地で見た人よりも
配信を見てた人の方が
細かいところまでよーく観察できてます。
私は、欲張って
センター3列目くらいまで出張って
40分くらい待機してましたが、
モニターに
「next artist エレファント カシマシ」と
アナウンスが映った時に
既に歓声が起きてました。
宮本さんが登場したら、
もう、ワー!!!キャー!!!と嬌声が上がって、
お客さんが一斉に
ステージ前方に詰め寄るから、
ぼけっとしてたらもみくちゃに。
ツイッターやライブレポで知ったけど、
宮本さんはステージに出てきて、
「緊張してます・・・」と言ってから
1曲めを始めたとのことでした。
そのMCはおろか、
歌声も3曲めくらいまで
聴こえませんでした・・・。
ほええーーー
これがフェスってやつかーーー
みたいな感じで呆けてましたが、
少し下がったら見やすくなりました。
最初から少し後ろで見れば良かったですね!
フジロック仕様のエレカシ
この日はギターの石くんが
オールバック、サングラス、
白のタンクトップに
黒革のホットパンツという出で立ちで、
みんなの度肝を抜いていましたね〜。
私は、あれ?怒髪天の増子さんがいる?って
思いました。
きっとユーチューブで全世界に配信されるから、
気合い入れてきたに違いないですね。
初見の人からしたら、
「なんか変な人たちだな?」って
思うかもしれないけど、
ライブはいたって通常運転でした。
⇧ なんとまあ、カッコいい・・・!
写真はfujirock express 2018の記事のものです。
宮本さんの声は、
6月日比谷野音のライブの時とはもちろん
比べ物にならないくらい出てるけど、
どこか乾燥しているというか、
艶のない声で、
なんとなく痩せた気もするし
ちょっと心配になりました。
フジロックの20年、エレカシの30年
思い出すのは、ラスト2曲め
『おはようこんにちは』という
1988年リリースの曲を演る前のやりとりです。
宮本さんが「俺たちの唯一のヒット曲・・・」と
曲紹介をしつつ、スタッフの人から
ギターを受け取る際に何か言われて、
「アンコール?」と聞き返した後、
「昔、シングルで出した曲です」
みたいに紹介し直しました。
苗場開催になって20周年を迎える
今年のフジロックで、
エレカシが30年前のシングル曲を披露する。
しかも、これが全然古臭くないの。
こないだのZeppのライブでも思ったけど、
昔の曲を今のエレカシが演ると
ものすごくpopに聴こえる。
自分たちの原点を変えることなく、
表現方法を試行錯誤して現在に辿り着いた、
という点でフジロックとエレカシは
似てるんじゃないか?と思いました。
フジロックだって、
今みたいなある意味健全な
フェスになってるなんて、20年前には
誰も思ってなかっただろうし。
渾身の『おはようこんにちは』が山あいに響いて、
放心している直後に
『今宵の月のように』でラスト。
黄昏時の『今宵の月のように』はほんと
ココロに染みる。
きっとファンじゃない人でも、
この曲を聴いて思い出すことがある人は
沢山いるんじゃないだろうか。
会場も非常に温かい雰囲気で、
あっという間に50分のステージは
終わってしまいました。
【フジロック 2018 セットリスト】
- Easy Go
- 奴隷天国
- RAINBOW
- 悲しみの果て
- 旅立ちの朝
- ガストロンジャー
- somanypeople
- ファイティングマン
- おはようこんにちは
- 今宵の月のように
エレファントカシマシ
FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)を開催地苗場からリアルタイムでライブレポート・会場レポートをお届け!
元ロッキングオンのライターの
兵庫さんのツイッターより⇩
友人とは別行動でしたが、
エレカシのステージは見てくれてて
良かった!と褒めていただきました。
・・・って、こういう時、
謎のスタッフ目線になってしまう。
「エレカシ、良かったよー!」
「あ、ありがとうございます!」っていうの
なんかおかしいのだがやめられない。
フジロック、初日にして満足!
思い残すことなし、とこの時点では
思ってたんだけど、
そうは問屋が卸さないんですねえ。
続く。