1月29日に那須での農業研修を終え、無事東京に帰ってきました。
ブログを毎日書くぞ!と思ってPCを持っていったのですが
1日が終わるともうヘトヘトで、文字を書こうという気力はありませんでした。
白菜や長ネギの収穫作業をしたのですが
これはなかなか老体に沁みる重労働でした。
でも。
洗濯も掃除もないし、ご飯は作らないし、
なにしろ子供がいませんからね。
どんなに重労働で疲れたとは言っても、
自分の時間はたっぷりあるので、楽勝で翌朝までに回復しました。
5日間の研修を振り返って
5日間といっても初日と最終日が半日なので、正味3日間だけです。
2日目は午前中に長ネギの収穫、午後に白菜の収穫をしました。
3日目は終日、長ネギの選別、袋詰め、結束。
4日目はまた長ネギ、白菜の収穫。
5日目は長ネギの選別。
長ネギを土から掘り起こすのは、トラクターみたいな作業車でやるのですが
あとは手作業です。
長ネギは複数のネギが根っこのところが繋がってて、
それを1本ずつにほぐして、束にして青いカゴに放り込んでいきます。
熟練したプロのおじさまたちと私たち研修生合わせて8人くらいで
この作業をやったのですが、靴が畑の柔らかい土にめりこんでしまって
歩くのがすごく大変。足が重くて疲れた。
パッと見て、チョロそうじゃね?って思ったのですが
途中で、作業してるフリしてサボろうかなって本気で思いました。
キツい、キツいと言っても、私なんて非力だから
ネギのたっぷり入ったカゴを車に載せることは出来ません。
だから男の人にしたらもっと重労働ですね。
午後は白菜の収穫をしました。
白菜の畑はなかなか遠くて、作業してる時間に対して
移動時間や待ち時間が結構な割合を占めるという印象です。
白菜は発注があると収穫するそうで、この日は300個でした。
包丁で茎?のところをザクザクと切り出していくのは
そんな大変じゃないのですが、それを運び出すのが重労働。
白菜重くて1個か2個しかもてないから、
畑の真ん中から通路まで行ったり来たりするか
先に白菜を刈り取って、みんなで白菜をリレー方式で
運んでいくしかないのです。
そりゃ当たり前なんだけど、なんつうか、「これもっと効率いいやり方ないの?」って
思いました。でも多分、これが一番効率的なんでしょうね。
人も機械も無限にコストをかけられる訳ではないので。
白菜300個を白菜リレーでトラックに積んで、
ビニールハウスまで運んでまた白菜リレーでトラックから降ろします。
2日目の白菜の時は手の空いてる人たちが手伝ってくれて
10人くらいで降ろしたので、超ラクだなこれ・・・と思ったのですが
4日目の白菜の時は5人しかおらず、大変だった〜。
少人数の時はカゴとか使うと効率的かもしれませんね・・・。
こうなりゃ那須に移住だ!
今回お世話になったハートフルファームさんは
農家ではなく株式会社で、社員が10名ほど、海外からの研修生が数名と
地元のパートさんがいっぱい、という規模です。
私がイメージしてるのはもっとこじんまりとした家庭菜園レベルの農業で、
どっちかというと百姓って感じでしょうか。
那須塩原市には、
私のような田舎移住+小規模菜園を希望している人には
うってつけの制度がありますよ!
「市民ふれあい農園」
新規就農支援事業『チャレンジファーマー』
そして賃貸物件もたくさんあります。しかも家賃が安い。
最初は賃貸でアパートに住んで、やっていけそうなら
広いとこに移るというのがよさそうかなと思います。
100坪超の敷地の一戸建てとか、いいですねえ・・・。
那須は東京から新幹線で1時間ちょっと、車でも2時間程度という
アクセスの良さでありながら、御用邸もある風光明媚な高級リゾート避暑地でもあります。
やはり冬の寒さは厳しいのですが、雪はそんなに降らないそうです。
研修中、4日目の夜から朝にかけて降りましたが、
豪雪地帯のように毎日雪おろしみたいな生活ではないと聞きました。
私などは、研修から帰ってすっかり那須に移住する気マンマンです。
支援制度が充実してることや物価の安さなども
魅力なのですが、一番の魅力は『ひとが優しい』ことです。
これは県民性なのだろうか?
那須では、ハートフルファームの人たちをはじめ、
出会った人はみんな普通に優しくて、
素朴で人間味溢れるひとたちだったので
多分、この土地はストレス少ないんだろうと感じました。
それから、パートさんの中には移住組がたくさんいました。
よそものに優しい、懐の深い土地なのでしょう。
私としては前向きに那須移住を考えてるのですが、
目下一番の障壁は自動車です・・・。
私は完全なペーパードライバーですが、
那須では車がないと生きていくのは難しいかと思われ。
でも、那須だったら交通量も少ないし道も広いから運転できるかなあ。
でも、山道だからなあ・・・不安。
とりあえず、今週おとーちゃんに特訓してもらう予定です。
車の運転が乗り越えられれば、たぶん移住への道がググッと現実的になるはずです!