子供の絵について思うこと

3歳の息子が昨日くらいから

鼻水を垂らしてゐる。

行ってきますのただいまなのだ

 

くしゃみをすると

大量の鼻水が両方の鼻から、

ぶらーんと垂れ下がってしまう程度に

鼻水が出ているのだが、

熱はないし、

くしゃみもたまに出るくらいだから

大丈夫だろと幼稚園に向かった。

 

でも歩き始めて5分もしたら、

鼻水がたらーんとしてきて、

くしゃみを連発しだした。

 

鼻も完全に詰まってしまって

そのせいかボケーとしている。

 

「帰る?」と聞いたら

「帰る」と即答したので、

そのまま引き返してきた。

 

娘だったらこんな時、

「帰る?」と聞いたら

「絶対、行くのー!!」と

叫んでいただろう。

 

姉弟でも正反対である。

お家でお絵かきなぞして遊ぶ

 

お休みしてテレビ見てるっていうのも、

なんか教育上よろしくないので、

一緒に絵を描くことにした。

 

息子は、自ら進んで絵を描くことを

あまりしなかったのだが、

最近は幼稚園で描いた絵を

たまに持って帰ってくる。

 

⇧これは昨日持って帰ってきた絵。

 

色々説明してくれるのだが、

もちろん解読不能である。

 

娘が3歳の時は、

このような絵を量産していたから

もっと上手に描けないものかね・・・と

割と冷ややかに見ていたものである。

 

今思うと勿体無い話だ。

3歳の絵は特別

 

この位の年頃だと、

大人が「次は青で」「次は赤で」と

指図しないと、

単色の絵になってしまうことが

多いのではないだろうか。

 

そして黒とか茶色とかの濃い・暗い色を

好む傾向がある気がする。

 

そして黒一色で書き殴った絵は

あまり可愛くない、

子供らしくない、楽しそうに見えないと

大人は思うのではないだろうか。

 

少なくとも私は娘が3歳の時には

そう感じていたし、

もっとカラフルにした方が良いのでは?と

彼女に度々アドバイス(=クソバイス)を

したと思う。

 

誠に勿体無い話だ。

 

3歳の時の、この真っ黒い絵は、

この年頃の子にしか描けないのだと

知ったのは、もっと後になってから。

 

娘は、年長になる頃には、

お花は赤く、茎と葉は緑で、

お空は青で、太陽は赤で・・・

という典型的な『子供の絵』を

描くようになった。

 

そうなってしまえば、

もう、子供でも、

黒一色で塗り潰すような絵を

描くことは不可能になる。

 

そりゃあ、黒一色で汚く書き殴ってね、

と指図すれば描くだろうけど、

ココロのままに描くことは、もはやない。

 

(ココロのままに黒い絵を描かれた場合、

今度は非常に心配になってしまう・・・!)

 

7歳の娘は今もお絵かきは大好きで、

よく絵を描いているし、

小学一年生らしい良い絵だと私は思う。

 

⇧娘が先日持ち帰った絵。

 

彼女の『今』が凝縮されている。

もう、涙が出ちゃう・・・!

 

この絵だって、

やっぱり7歳の今しか描けないものである。

 

7歳の娘の絵からは、

表現するということや

絵を可愛く・上手に描こうという

意思が感じられる。

 

このまま、

絵を描くことを楽しんでくれたら、

それはとても幸せなことだと思う。

本日のお絵かき

 

3歳の息子にとって、

クレヨンを持って

適当に描くということは難しいらしい。

 

「何を描けばいいの?」

「どうやって描くの?」としばしば言う。

 

だから、今日は

「おかーちゃんと僕がバッタを採っているところ」

というテーマで描くことにした。

 

「一人じゃ描けなーい!」と言うので、

おかーちゃんも一緒に描くからさ・・・という運びになった。

⇧で、描いたのがこちら。

 

右下の緑の毛むくじゃらがバッタで、

左の緑の丸が息子、その下のオレンジの丸がおかーちゃん。

上方の茶色いラインは

工事現場でーす!

一番上の丸二つに横棒は車。

 

すごい。なんて自由な発想なんだ。

 

⇧一緒に描いた私の絵。

 

手前の茶色い二つ目の落花生みたいなのが

バッタ。

息子にご指導いただきました。

目を二つ描いたら、

「目は一つだよ」と怒られた。

 

まず息子がバッタを描く➡︎私が真似してバッタを描く

➡︎続けて私が人物を描く➡︎息子が人物を描く

という順番で描いていった。

 

息子が緑の丸を描いて「これが自分」、

オレンジの丸を描いて「これがかーちゃん」

といったので、あっ!しまった!と思った。

 

せっかく自由に絵を描くチャンスだったのに、

人間は頭があって、体があって、

手足が生えてて・・・

 

大人の描く絵はなんてつまんないんだろう。

 

まあ、大人だから仕方ないけど。

 

悔しいから、かーちゃんの顔はグレーで塗りつぶして見た。

 

そしたら「なんでお顔ないのー?」だって。

 

あんただって描いてないじゃん・・・。

もうなんか、無邪気で悔しいなあ・・・

先生って読んでいいですか?

 

また描こう。

この記事を書いた人

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リョウコ

1974年生まれ。子供が2人と旦那が1人で、栃木県在住。
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