西日本豪雨の被災地に支援物資を送りました。

7月に広島、岡山を中心に

多数の死者・行方不明者を出した

西日本豪雨。

 

被災した住民の元に、

まだ日常は戻ってきていないようです。

 

平成30年7月豪雨

 

2018年7月6日に発生した、

広島、岡山を中心とした豪雨被害は

「平成30年7月豪雨」と名付けられました。

 

 

 

この豪雨での死者は、

14府県で223人にものぼり、

中でも広島は109人、

岡山は61人。

 

犠牲者の半数以上が

この二つの県に集中していることからも、

かの地の被害の大きさが伺えるかと思います。

 

今年は9月にも台風が大阪を襲い、

間髪入れずに北海道で地震と

それに伴う大規模停電がありました。

 

台風、地震に比べて

豪雨というのは

少し地味な印象なのでしょうか、

それとも東京から遠いからなのか

人々の記憶が薄れていくのが

早かった気がします。

 

私は、街一帯が

川になってしまった映像を見て

かなり衝撃を受けました。

 

そして、水が引いた後の

変わり果てた家や街の様子。

 

これ、日常生活を取り戻すのに

すごい時間がかかるんじゃないだろうか、

とテレビを見ながら

漠然と考えていました。

ツイッターで募金したのが縁

 

私のツイッターは

エレカシアカウントなので、

フォロワーさんの大多数が

エレカシのファンです。

 

リツイートで、岡山県の被災地域の方から

エレカシファンを中心に義援金を募ってます・・・

みたいなツイートが回ってきたので、

なになに?私のこと?みたいなノリで

2000円ほど募金しました。

(少額で申し訳ない・・・)

 

その方は、岡山県の真備という地区に

住んでるようで、ご本人も被災されながら

支援活動を行っているようでした。

 

しばらくは、ツイッターで

被災状況を追っていたのですが、

次第に関心が移りかわり、

薄情なことに、

自分の中ではもう過去のことのように

感じていました。

 

肌寒くなってきた頃、

被災地域の小・中学校に通う子供達に

物資を支援して欲しい、

というツイートと物資のリストが

流れてきました。

 

最初に見たとき、

「あ、やっぱりまだ色々困ってるんだなー」

と思って、リツイートだけして

スルーしてました。

 

しばらくして、まだ募集していたので、

あ、これは私がやらないといけないやつ・・・と

思い直して、支援を申し出ました。

冬物肌着と下着を支援

 

 

リストはこんな感じで、

この中から支援できるものを選んで

「私、これ送ってあげるよー!」てな具合に

メールを送ります。

 

コートとかズボン以外は、古着は不可で

大量に同じものが来たりしたら困るので、

欲しいサイズと数量が明記されています。

 

私はこの中から、肌着を選びました。

 

なんとなく、ヒートテックでいいかな、と

具体的なモノが想像できたので。

悩んでばかりで決められない

 

しかしいざ送ると決まったら、

「岡山の冬は寒いの?暖かいの?」という疑問が

浮上しました。

 

小・中学生だったら、動き回るから

ヒートテックじゃ熱いのかな・・・

 

それに肌着と一口に言っても、

タンクトップ、半袖、長袖とあるし、

アレルギーとかある子もいるかもしれない・・・

 

綿のが無難かな?

 

などなど、個別のケースが思い浮かんでしまって

何も決められない!

 

結局、メールでいちいち確認させていただきました。

ガキの使いみたいですな。

 

長袖希望で、素材はなんでも

オーケーとのことだったので、

予定通りヒートテックにしようと

ユニクロの通販サイトを見に行きました。

 

今度は、サイズが・・・

 

キッズの150とか160とかは

大人のSサイズ、Mサイズと変わらないんですよね。

 

キッズの160を所望してる子は、

多分150センチそこそこの身長。

 

身長が伸びることを見越して、

大きめのモノをいつも

購入しているに違いない・・・

 

とか、考え出したら

やっぱり迷子になってしまい、

結局またメールして決めてもらいました。

 

キッズの130サイズは、

うちの娘と同じサイズなので、

小学校1〜2年生かな・・・

 

ユニクロの在庫が、

ピンクとブルーしかなくて

女の子ピンク、男の子ブルーで発注しました。

 

あー、でも、女の子でも

ブルーがいいって子もいるかもな・・・

 

流石にこれは問い合わせるのはやめました。

 

すんごい時間をかけて、なんとか決めて

あ、ついでに下着も注文したろと思い立って、

「ついでに下着も送りましょうかー?」とメールしたら、

「お願いしまーす!」とのこと。

 

ユニクロの下着は、うちの子供たちもお世話になってます。

 

リストだと各サイズ3枚とか4枚とかだけど、

3枚セット販売だから〜

うーーーん。

 

130サイズのショーツを欲しがってる子は、

3人いるのか?

 

それとも、一人の子が3枚欲しいと言ってるのだろうか。

 

などなど、またもや悩みの沼にハマってしまったが、

パンツは多い方がいいに決まってる!

と若干多めに発注しておきました。

 

腐るもんじゃないし、消耗品だし。

 

発注完了

 

なんとか全ての品を発注して、

「これらの品を手配しました。来週前半には届きます。」と

メールをしました。

 

なんだか、遠くに住む甥っ子や姪っ子に

入学準備の品を送ったみたいな、

ワクワクした気持ちになりました。

 

「喜んでくれるかなー」みたいな。

 

でも、当然、被災地に支援物資を送っただけなので、

「届いたよー!ありがとー!」という子供の声は

聞けないわけです。

 

それに気付いた時は、少し寂しかった・・・

 

これが、ただの義援金だったら

銀行の口座にお金を振り込んでおしまいで、

こういう感情は湧き上がらない。

 

「やってあげた感」は、

支援された側にとって負担になるなあ、

と自戒しました。

 

『お金を使う時は「たかが金」と思え、

 稼ぐ時は「されど金」と思え』

 

というツイートがタイムリーに流れてきました。

 

与沢翼さんのツイートです。

 

秒速で億稼ぐ男でも、そんな風に思うのだから、

私なんぞが、たかだか3万程度の物資を支援して

「買ってあげたわ〜」って思っちゃうのは

無理のないこと。

 

早く忘れよう。

後日

 

すっかり忘れて一週間経ち、

「あ、そうだ。もう品物はついてるのかな?」

と思い出しました。

 

ユニクロから、商品を発送しました、

というメールが来てない・・・よな?

まさか届いてないとか?

 

と不安になって、ユニクロのサイトにログインして

発送状況を確認したら三日前くらいに

到着してました。

 

メールは気がつかず、ゴミ箱に入っておりました。

 

「届きました、の一言くらいあってもいいのではー?」

とここでまたモヤモヤ発生。

 

いやいや、自戒自戒。

 

すると次の日、

「商品、届きました!ありがとうー!」とメールが。

 

支援の届け先は小学校で、

各地から様々な物資が届いてることと

思います。

 

一件、一件、お礼してたら

それだけで大変な労力です。

 

東京にいる私は、

気がつくと自分のことばかり考えてしまっている。

 

子供達が、少しでも暖かく、この冬を過ごせますように。

1日も早く、日常生活を取り戻せますように。

この記事を書いた人

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リョウコ

1974年生まれ。子供が2人と旦那が1人で、栃木県在住。
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