火曜日は娘の英語教室の日。
習い事は英語とピアノだけやってる。
英語教室は1年生の時に始めた。
娘が行きたいというから行ってるのだ。
まあ、予習とかはしないんだけど・・・。
家に行き来するようなお友達もできたし、
お勉強という感じでもないから
楽しく通っていたのだけど、
今年の夏前くらいから行き渋るようになってきた。
行きの電車の中で、具合が悪くなってしまうことが増えたのだ。
「気持ち悪くなっちゃった・・・」と言われて
最初は「えっ・・・?大丈夫?じゃあ今日は帰ろうか」と心配したのだが、
何度も何度も繰り返されると、
オオカミが来たぞー!じゃないけど、
またかよ・・・、という気分になる。
引き返して家に帰るといつも元気になってしまう。
おーい、気持ち悪いんじゃなかったの?あなた・・・
今日も、神保町あたりで「マジで吐きそう、気持ち悪い」と言い出した。
それで次の駅で降りて、トイレに行った。
トイレから出てきた娘に「どうするの?行くの?」と聞くと
「お母ちゃんに迷惑かけて悪いから頑張って行く」というような返答があり
もう何とも言えないような気持ちが爆発してしまった。
思えば学校に行っていた頃の朝はいつもこんな感じだった。
何十分もかけて娘を起こして、
支度を手伝って、なんとかご飯を食べさせて
さあ登校、という時間になると
「お腹が痛い」「気持ちが悪い」と言い出すのだ。
当初は、仮病だ怠けだと思っていたけど
精神的なものが身体反応に出てるわけで
そんなに嫌なら学校は行かなくていいや、と相なったのだ。
しかし、学校と違って英語教室は月謝を払ってるのだし、
なにより娘の行きたいという意思のもと通っているのだ。
「お腹痛い」「気持ち悪い」のたびに
もう辞める?と聞いているが、頑なに「やめない」という。
今日ほど娘の気持ちがわからない、
どうしたらいいのかわからなくなってしまったことは今までなかった。
いつでも可愛い娘と思って接していたけど、
「かわいいと思えない。殴りたい。」と言ってしまった。
それで帰りの電車では会話もなく、
駅からは別々に帰った・・・
というか私がさっさと早足で帰ってきてしまったのだ。
大人気ないのはわかっているが。
家に帰ってからも、無言でしばらくいたら
娘は二階にあがっていった。ipadももたずに。
(ほんとに具合が悪いのかな・・・?)と一瞬よぎったが
だからといって、声をかける気にもならない。
どうにも収まらないので、Twitterにひとしきり連投したら
多少落ち着いた。
それから、娘に「具合はどう?夕ご飯、食べれそう?」と声をかけた。
私は現在の娘の姿を見ていないのだろう。
娘の何年後かの未来の姿を勝手に想像して
悲嘆にくれているのだろう。
このままじゃダメになってしまう、と思っているから
腹がたつのだ。
まだ人生一桁しか生きてない人に何を求めているのだろうか。
とはいえ、ムカつくのはムカつく。
私の器が小さいからしょうがない。
今日は、娘の大好きな豚バラの焼肉。
茹でたキャベツと豚バラとご飯、それから梅干しを一緒に巻いて
食べるのが娘は大好きなのだ。
娘が喜ぶ顔が見たいから、
娘の喜ぶだろうご飯を用意しているいぢましい私。
悶々としながら、息子に
「お姉ちゃんの良いところ10個あげてみて」と無茶振りしてみた。
そうしたら、優しいとこ、強いとこ、面白いとこ・・・
えーと、英語がうまい、ピアノがうまい、箸が使える、野菜が食べれる、
漢字が書ける、ケンカで負けてる時助けにきてくれる・・・
「それからこれは一番喜ぶと思うんだけど・・・」と前置きをしてから
顔がかわいい!と言ったのだ。
ああ、お母ちゃんには全然見えてなかったよ。
お母ちゃんの言葉は娘には聞こえてないけど、
お母ちゃんには娘が見えてなかったね。
まだまだ、修行が足りんのう・・・