みなさん、新聞とってますか?私はこないだやめましたが。

朝起きてから、夜寝るまでの間に、色々なことが起きます。
その都度考えたり、忘れたりしながら、
最終的に心の中を占領している出来事をブログに書くことが多いです。

今日は、夕方にうちを訪れた朝日新聞の販売店のお兄さんのことを
ずっと考えてます。

17時前、心も体も忙しい時間

14時20分に幼稚園が終わって、公園で遊びたいという子供に
30分だけだよ、と言ってもどうしても30分で済むはずもなく、
15時半にやっと公園から離脱。

歩いて15分ほどの道のりを各所寄り道して行くから、
結局家に着いたのは16時半くらいでした。

家に着いても、手を洗えと言って手を洗う相手ではないので、
2分置きくらいに様子を見ながら、手を洗いなさい、手を洗いなさい・・・
と機械のように繰り返しているうちに、
段々イラっとしてきます。

疲れてるから、私だって座っておやつが食べたいよう、
と思ってるそんな時間に、ピンポーンとチャイムがなりました。

宅配の人だと思って出ると、
朝日新聞の販売店の者ですとなにやら粗品をくれました。

4月まで朝日新聞をとっていたんです

私の育った家では新聞を定期購読していたので、
私も実家を出た時からずっと、
新聞をとっていました。

でも、その習慣を4月でやめました。

読む時間がなく、
全く開かない新聞が溜まって行くのが忍びなかったことと、

朝・夕刊で4200円くらいだったかな?
ちょっと高いなあ・・・と思ってしまったからです。

新聞紙をゴミ出しするのが大変というのもありました。
エレベーターなしのビルの4階に住んでますので。

ウェブで見れば良いかと思って辞めましたが、
新聞を取らなくなったら、
登録してまでウェブで読もうという気もなくなり、
結局今に到るまでどこの新聞にも登録してません。

一週間のお試し購読

そんな経緯がある我が家に、
なぜいきなり販売店の方訪ねてきたのか?

実は先日、朝日新聞の販売店から電話があって、

「紙面が新しく変わりました。ぜひお試しで一週間読んで下さい」

とのことでした。

先週一週間、新聞が配達されていて、
それを読んで、
もう一回新聞を購読する気はないですか〜?と
勧誘にきたわけです。

崖っぷち感がすごい

このお兄さんが言うには、

我が家のあるエリアを配達していた小伝馬町の販売店が
銀座エリアの販売店と統合して新しくなった、

新規立ち上げで実績を作らないと行けないから、
自分は営業の者ではなく、
普段はジャンパー着て販売店にいるのだけど、
こうしてスーツを着て、
睡眠時間も削って朝から営業して歩いてる、

だけど今日も一件も契約は取れてない、
こうして話を聞いてくれる人もいない、

だから人助けだと思って、3ヶ月でいいから契約してくれませんか!

・・・みたいな話を滔々とするんですよ。

うーん。3ヶ月くらいならとってあげてもいいかなあ・・・
かわいそうだし。

と、思いましたが、いや、ちょっと待てよ。

そもそも新聞の魅力ってなんなの?

私が3ヶ月購読してあげたところで、
もしかしたら当面は首の皮一枚で食いつなげるかもしれないけど、
でもこの先、新聞が昔みたいな売り上げを回復するなんてことは
どう考えても(現状の新聞のあり方だったら)ありえないのは
火を見るより明らかですよね。

それは販売店の人の努力が足りないのではなくて、
新聞と言うメディアの吸引力が落ちているとからだと思うのですが。

まあでも販売店の人にそんなこと関係なく、
販売店では売り上げを回復したい、
という一心で朝から晩まで歩き回っているわけです。

新聞、とってあげてもいいけど、
4000円あったら子供にもう一個習い事させてあげれられるし、

そもそも私がやさしい気持ちで新聞とってあげたとしても、
ほとんどこれは犬死に、というやつではないでしょうか。

営業の仕方がまずいと思う

自分の窮状を切々と訴えるお兄さんに私は聞きました。

「朝日新聞の魅力ってなんなんですか?」と。

私は朝日新聞を小さい頃から愛読していたけど、
このインターネットの時代に新聞の良さ、朝日新聞の良さって
正直感じられなくなってしまって。

ちょっと前なら、政治の話でも
「朝日はこういう論調か。だったら世間では〜」
みたいに朝日のスタンスって
あったと思うんですけど、

今は朝日がヒステリックに掻き立ててるのかな〜?
とか朝日も日和ったなあ・・・
とか思うことが多いような気がします。

メジャーメディア全般に対する不信感みたいなモノがありますし。

で、購読を勧めるお兄さんなら、
「朝日はここが素晴らしいです!」
と教えてくれるかと思ったんですが・・・

そのお兄さんは

「実は自分も朝日の良さってわからないんですよ・・・
 いろんな話を聞くほど疑ってしまって・・・」

みたいなことを話出しました。

ぶっちゃけすぎだろー!!

そんな商品買う気にならないよっ!

次回の宿題ってことにしました

私も、主人に聞かないで、独断で決めるわけにはいきませんので、
お兄さんももう一回、朝日新聞のここが素晴らしい!というところを
考えて来てくれませんか?と話して今日は帰ってもらいました。

これから先、販売店が潰れて違う仕事につくとしても、
自分の売っている商品について深く考えて、良いところを見出して、
誰かに自信を持ってアピールすることは、
決して無駄にはならない経験だと思ったからです。

モノを買うならば、
その商品を深く理解して愛している人から
買いたいものじゃないですか!

少しでも、そのお兄さんにそのことを理解してもらいたいと思いました。
とても元気が良い人だったので、そこはすごくいいと思ったのです。

私だったら、どうするかな?

次にお兄さんがすごくちゃんと準備をして来たら、
なんか腹たつかもしれないから、
私もちゃんと紙面を読んで話をできるようにしとこうと思いました。

で、ちょっと新聞をめくって見た感想ですが。

〈面白いと思ったとこ〉

・新聞小説、吉田修一と絵・束芋でやってるじゃないですか。『悪人』のコンビですよ!
 これ朝刊だから一年間とっちゃう人もいるかもですよね。。。

・「人生の贈り物」とか「患者を生きる」とかはやっぱり読んじゃうなあ。面白い。

・投稿欄も面白くて好き。

・折り込みチラシ、中刷り広告は見てて楽しい。

〈つまらないと思ったとこ〉

自分が新聞読むテンションじゃないから、字が頭に入って来ないです。
普段はもっぱらツイッター見てます。
ネットニュースも見ないけど、特に全く知らないような話はなかったです。
私みたいな主婦は、やっぱり新聞はいらないのかも・・・なんて言ったら
知性の劣化だと怒られますかねえ・・・。

新聞の将来とは?

自分が新聞否定派だから、新聞の明るい未来は見えて来ないのですが、
なくなるわけじゃないだろうと思います。

でも、自分みたいな主婦層が新聞に回帰することってないかなあ・・・と思います。

もっと各新聞社で独自のカラーを打ち出して、
支持者を増やして行くみたいな感じにすれば、
新聞も差別化ができるんじゃないかと思いますが・・・

有益な情報はタダでは手に入らないのはみんな知ってますが、
4000円払ってまで知りたい情報が載ってるかといえば、
ウーーーーン、となってしまいますねえ。

週刊誌だって、dマガジンでかなりの雑誌が読めるんですよ?

音楽だって、アップルミュージックで月額いくらで聴き放題ですよ?

それに比べると新聞はちょっと見劣りするかなあ・・・。

でも、新聞愛のある人にこういう意見を覆してもらいたいのですよ。

新聞にはこんな魅力あるよー!って教えて欲しい。

それがモノを売る人の仕事なんじゃないでしょうか。

結局、何が言いたいんだ

長々とお付き合いいただきまして、申し訳ありません。

新聞について考えていたというより、

販売のお兄さんの仕事ぶりが気になってしまいました。

エホバのお姉さんが家に来るときもそうですが、

慌ただしい時間に、

人の時間を、

15分とか費やさせるならば、

それなりに準備をして、

実のある話をして欲しい!!!

そういうことを強く思ったのでした。

私からは、

『時は金なり』という言葉を

送らせていただきます。

合掌。

この記事を書いた人

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リョウコ

1974年生まれ。子供が2人と旦那が1人で、栃木県在住。
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