10月17日(火)、幼稚園のお友達3人と
キッザニアに遊びに行ってまいりました。
キッザニアとは?
メキシコ発祥の子供向けテーマパークで、
1999年にメキシコシティーに第一号施設がオープン、
現在世界各国に16箇所のキッザニアがあります。
キッザニア東京は、世界で3番目のキッザニアとして、
2006年に豊洲ららぽーと内にオープンしました。
私は子供が生まれて幼稚園に入るまで、
「キッザニア」という名前を耳にしたことは
あったけど、何をするところかどんなところかは
全く知りませんでした。
キッザニアは子供がお仕事をする街
キッザニアは楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる
「こどもが主役の街」です。
体験できる仕事やサービスは、
100種類!本格的な設備や道具を使って、
こども達は大人のように
いろいろな仕事やサービスを体験することができます。
(キッザニア公式サイトより引用)
非常にざっくりいうと、
実在する企業のパビリオンで、
子供がお仕事体験をできる施設です。
営業時間は9時〜15時、16時〜21時で、
完全入れ替え二部制です。
今回は、火曜日の16時からの回に行って来ました。
入場
幼稚園が14時半に終わって、そのまま電車を乗り継いで豊洲へ。
15時15分ごろに到着した時には、
入場を待つ長蛇の列が出来ていました。
友人が前売り券を予約してくれて、
さらにそれを当日午前中にキッザニアに来て
入場整理券に替えておいてくれたので、
相当前の方で入場することが出来ました。
街の中はこんな感じです。なんでいつも夜なのー?って
娘の素朴な疑問に私は答えることが出来ませんでした。
キッザニアの1日は歌とダンスで始まります。
公式キャラクターも踊るし、
いろんな会社で働く人々も踊ります。
こちらのヤマトのお兄さん、前回もお見かけしたけど、
キレキレのダンスで度肝抜かれます。
朝いちにこんなダンスで仕事を始められたら、
テンション上がりそうです。
お仕事開始
娘は動物病院勤務希望でしたが、今日は残念ながらお休み。
通りすがりの牛乳石鹸でとりあえず働くことにしました。
工場の制服コスプレがカワイイ。
30分ほどのお仕事中、大人は中には入れません。
かといって、次のお仕事を子供に代わって予約することも
出来ません。子供が全部自分でやることに意味があるのです。
キッザニアの通貨「キッゾ」を8キッゾ稼いで、
牛乳石鹸ももらいました!
どんなお仕事だったんでしょうか?
「なんかを4種類混ぜた。石鹸はバラの香りなんだよ!」
「牛乳は出てこなかったなー」
・・・楽しそうでよかった!
稼いだお金を握りしめて、向かったのは資生堂のサロンです。
キッザニアでは稼いだお金でモノを買ったり、
サービスを受けることも出来ます。
娘は、ビューティーサロンでメイクをしてもらいました。
施術するのはもちろん、ちびっこビューティー部員です。
何やら顔にヌリヌリされて、口紅を塗ってもらってます。
キレイになったのかは謎です。
この後、私もネイリストになりたい!と野望をもち、
ネイリストに応募、次のお仕事は一時間後とのことなので、
その間に何か出来る仕事はないかなー?と
街をブラブラしていると、
「マジシャンになりませんかー?
今すぐ出来ますよー!」
と怪しいお兄さんにスカウトされました。
15分くらい練習して、
その後15分くらいのショウに出演するというもので、
帰りにDVDももらえるそうです。
本格的な劇場です。お客さんは私と2歳児の他に2人だけ。
マジシャンは全部で8人。幼稚園児たちはカードマジックに挑戦。
カードを裏返して、魔法をかけるとほら、絵柄が変わってる!
不思議ですね〜!
ショウが終わると、急いで資生堂へ。
念願のビューティー部員です。
こちらもコスプレがカワイイ業種。
この後も、モスバーガーでテリヤキバーガを作ったり、
地下鉄の運転士をやったり、
レンタカーを借りてドライブをしたりしました。
この日は平日で、イベントもなかったからか、
比較的空いてました。
娘も友達も7〜8のパビリオンを回ることが出来ました。
そして、一緒に来たお友達と一緒に
21時の閉園を告げる時計台で踊るお仕事を
最後の最後にやって、大満足で帰路につきました。
キッザニア、何が楽しいのか?
隣に娘がいたので、聞いてみました。
「色々な仕事が出来て、大人っぽくて、
お金も稼げるから、なんか楽しい!」
とのことです。
お仕事が楽しい!ってすごい良いことですね。
大人になったら、1日の内の大半を仕事して過ごすのに、
その仕事をいやいややってたら、
人生の大半を楽しんでないってことになります。
私も会社勤めをしていた頃、
「会社大好き人間だったら、こんなに楽しいことはないのに!」
と思ってました。
結局会社大好き人間にはなれませんでしたが。
キッザニアで仕事大好き人間が育つのかどうかは
わかりませんが、キッザニアの子供の自立心を育てようという
試みは価値のあることだと思います。
心に残ったお姉さんの言葉
レンタカーのお姉さん(スーパーバイザーと呼ばれるキッザニアの従業員)が、
レンタカーを借りに来た子供に、
「5キッゾください。」と言ったら、
その子供が
「ママがお財布を持ってるから、お金持ってないー」と返しました。
そのお姉さんは、
「自分の稼いだお金は自分で管理するんだよ。
何のためにキッザニアに来てるの?
ママ任せじゃダメだよ〜。」
というような言葉で諭していました。
これはキッザニアの社員教育の方針なのか、
そのお姉さんの個人的な心情なのかは、
わかりませんが、その通りだなーと思って聞いていました。
子供たちはお客様だけど、お客様じゃない。
主体的に楽しんで行って欲しい、
それこそがキッザニアの真髄(また大げさな)。
うちの娘は今回3回目のキッザニアですが、
3回とも同じお友達と一緒に行って、
初回は一緒にお仕事をしたのですが、
2回目はほとんど単独行動で、
今回は3人とも最初からバラバラに
お仕事に就きました。
最後の時計台のお仕事だけは、
行きがかり上一緒にやりましたが。
子供は思った以上に主体的に楽しめるものです。
頼もしいなあ、と思いました。