【コンサートに行ってきた】エレファントカシマシ@前橋・ベイシア文化ホール

 

紅白出場が決まった直後の

エレカシのコンサートに行って参りました!

 

前橋までプチ遠征

 

ベイシア文化ホールは

JR両毛線前橋駅から

徒歩20分ほどのところにあります。

 

家から前橋までは

約2時間15分。

 

高崎線は2時間近く乗るので、

行きも帰りもグリーン車を利用しました。

 

グリーン車は座席もふかふかで

ゆったりしていて快適でした。

 

車掌さんが切符を見にくるのですが、

車内販売も兼ねてて

高崎線では普通のことなんだろうけど

面白かったです。

席はなんと一番後ろ!

 

約2,000人入る大ホールのチケットは

早々にソールドアウトしてて、

直前に立ち見席が抽選販売になりました。

 

私はファンクラブのツアー後半の先行予約で

チケットをとったのですが、

なんと2階の最後列でした!

 

5月に行った千葉は2列目、

7月に行った長野は7列目だったことを思うと

なんて遠い!

 

かと思いきやこれがなかなか良かった。

 

2列目で見た時は緊張してしまって、

ほとんど記憶に残ってません。

 

なんか、

実在する人物なんだー、

本当に歌ってるんだーみたいな感じでした。

 

それはそれで良い思い出ですが。

 

今回はもうリラックスして楽しみました。

 

傾斜がちゃんとついたホールなので、

ステージもよく見えて

音もすごく良かったです。

 

両隣の人とお話することもできて、

全体的に楽しいコンサートになりました。

今宵の月のように

 

今年4月から12月にかけて

47都道府県を回る長いツアーで、

普段のコンサートとは違い

MC(おしゃべり)がかなり長めです。

 

今日は紅白出場が決まって、

お客さんも「きっとその話題が出るだろう」と

今か今かと待ち構えている感じでした。

 

「今宵の月のように」という

エレカシ最大のヒットソングがあります。

 

1997年の曲で、

『月の輝く夜だから』というドラマの主題歌になった曲です。

 

エレカシは1986年にデビューして

ヒット曲がなく、

レコード会社との契約が打ち切りになり

二年間のブランクの後、

新しいレコード会社と所属事務所を得て

1996年に『悲しみの果て』で再デビューしたという来歴を持ってます。

 

念願叶ってヒット曲となった『今宵の月のように』を

歌う前に宮本さんはこんなお話をしました。

 

ヒット曲を出すのが悲願だった。

 

売れたかった。なんでかわからないけど、

お金持ちになりたい、

スターになりたい、

子供の頃からそういう意識が強かった。

『今宵の月のように』がドラマの主題歌になって

テレビから流れてきた時は本当に嬉しかった。

当時は30歳、でもその喜びとはまた違う・・・

今51歳になって・・・

・・・紅白とか・・・

 

紅白!とそのワードが出た途端、

客席から

おめでとー!!おめでとー!!

と大歓声で、

その後宮本さんは何か話していたのですが

聞き取れないほどの

歓喜の声でした。

 

もう本当に何と言い表せばいいのか、

この多幸感。

 

娘がスイミングのテストに合格して

級が上がった時と同じ

純粋な喜びです。

 

おめでとう!

30年頑張って今年はすごいね!

みたいな。

年をとるのも悪くないな

 

別に紅白を目指して頑張ってきたわけじゃないから

おかしな話かもしれないけど、

コンサートも全部ソールドアウトで

年末に紅白出て締めくくりなんて

ちょっと出来過ぎで笑っちゃいます。

 

長く生きてると

辛いことの方が

楽しいことより多くなってきて

夢を持って生きることが難しくなってきます。

 

やりたいことをやりつくした感じも

もしかしたら出てくるかもしれません。

 

だからこそ

デビュー30周年で

51歳のおじさんが

今が最盛期で、

多くの人たちに支持されているこの状況が

自分のことのように嬉しいし、

もしかして人生って捨てたもんじゃないのかな?

っていう希望にもなるのだと思います。

 

そして、その話から

『今宵の月のように』を歌ったのですが、

なんだかいつもより声の調子がよくないみたい。

やっぱり疲れているのかな・・・と

心配になりました。

 

でも

あとでツイッターを見てたら

宮本さんは

『今宵の月のように』を歌いながら

泣いていたそうです。

(よく泣きます。大丈夫。)

 

いろんな思いが交錯しちゃったんだろうな・・・

 

年をとって

人生の時間は有限だってことを

切実に感じると

この瞬間の喜びとか悲しみとか

全てが愛おしい。

 

若い頃にはわからなかった感情です。

 

何もかもが奇跡みたいな。

 

 

この記事を書いた人

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リョウコ

1974年生まれ。子供が2人と旦那が1人で、栃木県在住。
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