夏休みが終わってしまう。
今年の夏は『知ってたけど、知らなかったモノたち』と
出会った夏、と言っても過言ではあるまい。
アウトドアーなモノたち
フジロックに行くために、
様々なグッズを買い揃えました。
アウトドアーとは無縁なもので。
ランタンとか、折たたみイスとか、
大きいクーラーボックスとかですね。
私が、一番費用がかかったのは服です。
山ガールみたいな服を一式買い揃えました。
神保町のエルブレスで。
時間もなかったので、
『自分の考えるフジロックにいそうな人』
みたいな服を引っ掴んで
買ってきたのですが、
帰り道、ロックフェスではなくて、
単に、山に行く服ではないか?という
疑念が生じるのを抑えるのに苦労しました。
買ったのは、レギンス、
水陸両用のハーフパンツ、
登山ズボン(長短2way)
速乾Tシャツ・・・などです。
特にレギンスは、
「暑っ苦しいんじゃねえの?」と思いつつ
虫対策で購入を決めたのですが、
これは本当に快適で!
全然暑くないし、日焼けもしないし。
先入観で今まで履かなかったのを
後悔しました。
登山ズボンも、超快適。
もう日常的に履いてます。
こんなに快適なアウトドアー用品を
今までなぜ、着用して来なかったんだろう?
もう、これは先入観の成せる技としか
言いようがない。
CHUMS
これも前から
見かけてはいたのですが、
エルブレスで決定的に『出会って』しまった・・・。
アウトドアアパレルメーカーなのですが、
服が、なんとも、可愛い・・・!
年甲斐もなく、
似合うか似合わないかは
置いといて、
すごく欲しくなっちゃって、
色々買っちゃいました!
ロゴマークの鳥は、
ペンギンじゃなくて
ブービーバード(カツオ鳥)なんだそうで。
アイムノットペンギン!って
力強く主張してるのですが、
うちの子供達には
「ペンギンのシャツ、かわいいーねー!」と
褒められました!
鯖缶
いづみちゃんが、持ってきてた
おしゃれな鯖の缶詰。
缶はおしゃれだけど、
やっぱ、生臭いんでしょうー?と
思ってたら・・・
本当においし〜
びっくらこいただ・・・
いづみちゃんは、薮ちゃん(幼稚園のクラスメーツ)に
貰ったって言ってたから、
あとで薮ちゃんに「美味しかった!」
と缶想(感想。ダジャレだぞ)を述べたら、
「私は食べたことないんですけどね〜。」と
スカされ、ズッコけたという後日談つき。
フジロック
『知ってたけど、知らなかった』、
最大のものは、まさにフジロック。
百聞は一見にしかず、とはこのことでした。
フェスなんて、パーリーピーポーが
集う場所だと思って敬遠していました。
でも実際は、
色んな人たちが、
フジロックを楽しみに来ているから
自由で、寛容で、
温かくも無干渉な、理想郷みたいな
社会が出現してました。
年齢層が高いってのも
あるのかもしれませんが。
ほんと思ってたのと違って、
楽しかったー!
こういうのを『出会い』というのだろう
年取って、新たな『出会い』とか
特に求めてない、というのが
通常の心理状態になっちゃってます。
ドキドキとかいらんから、
毎日決まったことを淡々とこなす
体力が欲しいわ〜みたいな。
何かを探し求めるのも
ほんと体力がいりますよね。
こんな風に、今まで目にしてたものの
素晴らしさを知るってのは、
ほんとちょうどいい。
ちょうどいいっていうと、
語弊があるかもしれないけど、
全く新しいものに、
瞬時にココロ奪われ・られるような
トシでもないから。
『出会い』といえば、
フジロックに誘ってくれた
いづみちゃんとの出会いも、
今思えば運命的でした。
娘が年少の時に、同じ幼稚園に
いづみちゃんちが転入して来ました。
私は初めていづみちゃんを見たとき、
アートの人か、スピリチュアルの人か
判断できませんでした。
何しろ、中央区はコンサバな地域だから、
アート系丸出しの人は生息しづらいのです。
スピ系の人は、ヨガとかやってらっしゃるから、
案外いるんじゃないでしょうか。
知らんけど。
思い切って話しかけてよかった。
「あのー、インドとか好きなんですか?」って。
インドじゃなかったけど、
絵を描いてる人だとわかって
ホッとしたし、お友達になれそうだと
思いました。
音楽との出会い
いづみちゃんのお家に初めて遊びに行って、
昔好きだったバンドの話などして
盛り上がったな・・・
もう四半世紀以上も前に
夢中だった音楽で、ヒトとヒトが
繋がるっていうのは、
よく考えると面白い。
12歳とか13歳の頃に好きだったロック。
今はそれとは全然違う熱量だけど、
まだ自分の中に子供の頃に感じた衝動が
生き続けてるんだな、と感じた。
自分の子供達もまた、
何かに衝撃を受けて
それを道標にしながら
大人になって行くのだろうなあ・・・
そうそう、
子供がいなかったらやっぱり
フジロックには行けてなかったと思うんですよ。
そもそも子供がいなかったら、
いづみちゃんとも出会ってないし。
夏休みにいろんな出会いがあって、
楽しかったのは
そもそも子供と出会った人生だったから
なんだな。
ありがたい。