ここんとこずっと、
何とか文章に出来ないかなーと
考えていたことがあって。
子供達はポケモンにハマりだした
ポケモンというアニメの歌のことです。
うちの子供達は、正月くらいから
『ポケットモンスター サンアンドムーン』が
大好きになってしまって、
アマゾンビデオでずーっと見てます。
現在も、日曜6時半から
テレ東で放映中ですが、
今に到るまで100話くらいあるみたい?
それを毎日見続けてるから、
最初の歌(オープニング、op)と
最後の歌(エンディング、ed)は
1日に何度も何度も聞くことになります。
最初は全く気にしてなかったのですが、
子供が歌うようになって
そうか、この歌が気に入ったのか・・・と
ちょっと気をつけて聴いて見ました。
娘が気に入ったのは、
岡崎体育さん作詞・作曲・歌の
『ポーズ』という曲です。
『ポーズ』について解説・・・
冒頭からラップで、
途中でポケモンのタイプを
羅列する歌詞が入ります。
それから、Zワザというのが
今作から登場してて、
この技にはポケモンとトレーナーが
ゼンリョクポーズを共に取ることで
より強力なZワザを繰り出すことが
できる仕組みになっている・・・らしい。
ちょっとよくわからないのですが、
そのポーズを紹介するような
パートがあって、ここまでがラップ調で。
(ラップ調と書いたのは、ラップのなんたるかが
わかってないので、、、)
それでいわゆるサビというか
メロディのある歌のパートが最後にあります。
出会えてよかった 君に決めてほんとよかった
思い出たくさん ポケットにぎゅっとしまいこんだら
手を取り合って歩こう 苦しい時も一緒だよ
大人になった時に またここで会えるように
という歌詞なんですが、
なぜか!
私は、
この歌のこの箇所で、
いつもいつも泣いてしまうのです!
楽しい歌なのに、泣いてしまう
これは一体なぜ何だろう?
と、ずーっと考えていました。
この曲の楽しげなPVも
見てると泣いてしまいます。
子供達は、冒頭のラップで
ポケモンのタイプを羅列する箇所が
好きで、お経みたいに唱えて
暗唱してしまいました。
それから、ポーズも
アニメではキャラクターたちが歌と共に
ポーズを決めるのですが、
真似して遊んでます。
ポケモンのストーリーの中に
没入してる子供達に向けて、
ポケモンの世界観を
見事に切り取って、
子供達にとっては
ただただ楽しい歌になっていて、
しかも大人の私を泣かせてしまう。
これは一体どういうことなのだろう?
友達の薮ちゃんも、
この歌のとこ、グッときちゃいますよね〜って
言ってたから、私の個人的なものでは
ないようである。
子供時代は宝物
誰しも、子供の時に
何かに夢中になって
時を忘れて遊んだ経験がある
でも大人になるにつれて、
夢中になって遊ぶことって
なくなってしまうじゃないですか。
子供達がポケモンに
夢中になってる姿を見て
こういう時代って短いんだよな、
やがて君達も大人になってしまうのか
と考えてしまうからなのだろうか。
それもあるだろう。
その夢中で遊んだ子供時代の思い出を
「ポケットにぎゅっとしまいこん」で、
「手を取り合って歩こう、苦しい時も一緒だよ」
というところが、子供の成長を
感じさせます。
親の手を離れて、
苦難を乗り越える仲間を作って
自分の人生を歩き出す。
その時には、
私にしてあげられることは
何もないんだろうなあ。
それでね。
子供の頃の、
親には秘密の自分だけの冒険も、
共に冒険した仲間のことも、
ヒトは、大人になる過程で
一回、忘れてしまうんだと思います。
というか、その冒険譚を忘れることが
大人になることだと言えるのかも。
でも、『ポケットにぎゅっとしまいこん』で
いつも持ち歩いていれば、
大人になっても、
必要な時がくれば、
また出会えるかもしれない。
捨ててしまってたら、
もう出会えないかもしれない。
その子供の頃に、
ポケットにぎゅっとしまいこんだ
「何か」は、
「毎日が楽しい気持ち」とか
「明日にワクワクする気持ち」とか
なんじゃないかと、思うのです。
端的にいうと『希望』です。
それを持ち続けていれば
人生何とかやっていけるよ、
と岡崎体育さんが歌ってくれてるように
私には聴こえます。
岡崎体育さんについて思ったこと
岡崎体育さんのことは
名前は知ってたけど、
歌はこの『ポーズ』で初めて聴きました。
『ポーズ』の他にも
ポケモンのEDで
『ジャリボーイ・ジャリガール』という曲を
歌っておられて、こちらも名曲。
【ポケットモンスター サン&ムーン】ED 2 Full ジャリボーイ・ジャリガール
ジャリボーイ・ジャリガール
レゲエ調のラップ、というのでしょうか、
それとも何かこういうジャンルの
呼び方があるのかわかりませんが。
♩プ・プリ プ・プル プ・プリン〜
という歌詞のとこで
子供達は耳を塞ぐのが私には謎でした。
聞けば、
プリンというキャラクターの歌を聴くと
眠ってしまうので、
聴かないようにしているとのこと。
歌を通して、子供達と
コミュニケーションしてて
すごいなあと思った。
この人の歌声は、
悲しみを知っている優しさ、
みたいなものを感じる。
そして、この人の歌は
子供達に歌うと同時に、
自分に向けて歌っていると
思った。
フレー フレー 飛び込め ジャリボーイ まだ見ぬ世界へ
レッツゴー 羽ばたけ ジャリガール 一人じゃないぜ
失敗したっていいよ 僕らまだ始まったばかり
何だってやれるさ 何にだってなれるさ
子供達(ジャリボーイ、ジャリガール)に向けて
エールを送っていたはずが、
いつの間にか主語が「僕ら」になってます。
きっと、いまだにココロは少年なんだろう。
自分に歌っているから、
きっとこれは本当の気持ちを
本気で歌っているに違いない。
本当のことを
本気で歌った歌は
他人のココロに届くんだと思う。