先月の二十五日に義父が亡くなった。享年81歳。家族中誰もがまさか亡くなるとは思ってなかった、まさかの死。
私の主人のお母様は、交通事故で若くして亡くなっており、義父には再婚した奥様がいる。現在51歳で台湾出身の方。日本語でコミュニケーションはとれるけど、葬式関係を執り仕切るのはちょっと難しい。
なので、葬儀の喪主は主人が務めることになった。そして、葬儀後の諸々のことも当然こちらが仕切る流れに。
私は両親がまだ健在で、主人も喪主は初めてなので未知の世界。
幸いに、というのは不謹慎だが、主人のお姉さんが最近義母を見送ったばかりだったので、アドバイスを受けながら葬儀は乗り切った。
お葬式が終わると今度は、「そういえばお香典返しってどうするの?」みたいな疑問が浮上してきた。
あ、内祝いの時の通販ギフトで良いんじゃない?それなら私やっとくよ~と軽く請け負って、さて。香典返しのことって何も知らない。
もう送っちゃっていいの?
今はインターネットで調べられるから本当に便利!
昔だったらこういう時は、例えば自分の親に聞いたり近所の年配者に聞いたりするんだろうけど、今はインターネットですぐにわかる。これは20年前には考えられなかったことですよ!
まず、香典返しについて。
香典返しは、弔事を滞りなく終えたことを伝えるという本来の意味のとおり、四十九日を過ぎた後、つまり「忌が明けて」から贈ります。喪主が直接持参して、あいさつとともに贈るものですが、現在ではあいさつ状とともに配送するのが通例です。
香典返しは四十九日が終わった後、一ヶ月くらいの間に送るものらしい。
では、四十九日法要っていつやるの?
葬儀社の人が手配してくれるのかな?
どこでやるのかなー?
…
誰がやるのかなー?
…
…はっ!(←何かに気づいた)
四十九日法要は葬儀社は関係ない
もしかしたら、頼めば葬儀を執り行った斎場で四十九日法要もできるのかもしれない。でもそれはこちらから改めてお願いするのであって、葬儀社の方が次は四十九日ですよ~日取りはこの辺りで、とか教えてくれるわけではもちろんない。
四十九日法要とは
・四十九日法要
・納骨法要
・位牌の開眼供養
をまとめて執り行うことが多いらしい。
まず場所を決める
場所は、
①自宅+墓前
②お寺+墓前
③墓前のみ
のどれかで行うのが一般的らしい。
主人の家は菩提寺がないけど、大原にある霊園に立派なお墓があってそこは各種法要のできるお部屋もあるので、③墓前のみで良さそう。
次に日取りを決める
日時は死後、四十九日。葬儀後ではない。法要は四十九日に近い土日などみんなが都合の良い日に執り行う。四十九日を過ぎるのは良くないらしい。
うちの場合は、九月九日(土)あたりでみんなの都合を聞いて見ることにした。
手配すること
①僧侶の手配
お寺ではないので、お坊さんに来てもらう必要がある。お付き合いのあるお寺がない場合、僧侶派遣サービスを使うこともできる。明朗会計。私は霊園に相談したら、霊園の方で手配してくれるというのでお願いした。3法要+車代で63000円だそうです。
②本位牌の発注
白木の位牌から、本位牌に魂を移す法要が位牌の開眼供養というらしい。本位牌は仏具店で作ってもらったものを持参する、ということは発注しないと。漆が乾くのに2週間くらいかかるのでお早目に、とのこと。
③会食の手配
会食の人数と仕出し弁当の発注。これは一週間前くらいでいいらしい。
④案内状の手配
これはメールで良いね。
ここまでの感想
とりあえず今日までにこの辺りの準備は進めているが、何しろ未知の世界なのでまだこれからやらないといけないことに気づくかもしれない。昨日は「卒塔婆ってどうするの?」なんてちらっと言ってましたねえ、うちの旦那さん。どうするんでしょ?卒塔婆ってそれ美味しいの?
お葬式のイメージって、戒名高い、お布施高い、霊園の手数料高い、みたいな感じで、自分は葬儀不要だな~と思っていたんですが、決まった手順を遂行することは、残された人々が死を受け入れるプロセスなのかもしれないと思った。お坊さんにお経をあげてもらうのも、戒名をつけてもらうのも、亡くなった人の供養になると信じる寄す処を自分たちが欲しているってことなんだな。