6歳の娘は、2歳の時に花粉症を発症しました。
年々、ひどくなってるように感じます。
娘が花粉症
昨日の夕方くらいから
娘に鼻炎の症状が出して、
夜寝る頃には完全に詰まってしまいました。
息が苦しいから、熟睡出来ず夜中に何度も
泣き喚いておりました・・・。
何もしてやれないけど、
ヴェポラップを鼻先に持ってって、
嗅がせてると、しばらくして落ち着いて寝ます。
ヴェポラップ、最強だな。
朝、起きてきたら、目がむくみ、くしゃみも止まらず。
しばらくベポラップを嗅がせてたら
また寝てしまいました・・・。
かわいそ。
急に憤る
私自身は、花粉症ではないのですが、
毎年、「今日は花粉を感じるなー」という日が
増えています。
自分が花粉症でないと、
どうしても他人事感があるのですが、
こうして娘が苦しんでいるのを見ていたら、
「何でうちの娘がこんな目に合わねばならないのだ!」と
急に問題意識が芽生えてきました。
「こんなにみんな花粉で苦しんでるのに、
何で杉の木を切らないんだ!」
「そういえば小池都知事が花粉症ゼロとか
公約で掲げてなかったっけ?」
「製薬会社が儲ける為に杉を切らせないに違いない!」
・・・と、素朴な疑問が湧いてきたので、
素朴にインターネットで検索して見ました。
おそらく本当のことは、インターネットには載ってないのだろうけど。
過去記事を読んで
1・2018年3月 ビジネスジャーナル
この記事によると、東京都の花粉症対策は
政治的課題として石原全都知事の時代から
長らく議論されているそうです。
しかし、杉をただ伐採することは
山林保護の観点からもちろん出来ない訳で、
少しずつ伐採、植え替えを行なっているのだけど、
杉の価格が安い為、なかなか進まない、と。
2・2015年3月 ビジネスジャーナルにも、
同様の記事が。
「花粉の少ない森づくり」事業は開始から約10年が経過し、
その間、都知事は猪瀬直樹氏、そして現職の舛添要一氏へと替わった。
森林課によると、スギの植え替えは
毎年60ヘクタールずつ進んでいるという。
東京都の森林面積は約2万ヘクタール。
単純計算しても、すべてを植え替えるのに
300年以上もかかる。気の遠くなる作業だ。
石原都知事が2006年に打ち出した
「花粉の少ない森づくり」事業が、
2015年にも継承されており、
その間に猪瀬都知事、舛添都知事と
都知事が交替しています。
「国破れて山河あり 城春にして草木深し」
って感じですね〜。
300年かけて植え替えた時に
人類が生存できる地球なのかしら・・・?
いやいや・・・。
3・2017年3月 東洋経済オンライン
「花粉症対策スギ」の普及が進まない根本理由すべて植え替えるには700年掛かる!
引用してる記事が全部3月というのが、
なんとも面白いですよね・・・。
花粉症の季節になると、
花粉症についての議論が活発になる訳ですね。
スギは樹齢25~30年を経たあたりから
花粉を放出し始め、その後、100年まで
勢いは衰えることがないという。
現在のスギ林の8割超が樹齢30年以上を経たスギで、
これらが盛大に花粉を放出しているのだ。
戦後の復興期にせっせと植えた杉が、
丈夫に育って、せっせと花粉を放出している、
という訳なんですねえ。
少しずつ、花粉の少ない杉に植え替えているのだが、
花粉の少ない杉の苗木が不足しているから
年間1000万本以上植え替えても、
700年かかると試算されているそうですよ!
自分の事にしか興味ない!
石原都知事が、花粉症を政治的課題として
取り上げるキッカケになったのは
自身が花粉症を発症したからだそうです。
ヒトは
厄災が、自分の身に降りかかって来ないときは
感情も、想像力も、共感力も
スイッチが、OFFになってしまいますよね・・・。
本当は人の痛みを想像して、
どんなに苦しかろう、辛かろうと
共感して、一緒に解決の糸口を探してあげねば
ならないのですよね。何事においても。
他人は「私が本当に言わんとすること」を
理解できてはならない、という点が本質的なのである。
というのはウィトゲンシュタインの言葉ですが。
現実社会においては、
みんなで知恵を出し合って、
何とか暮らしていかねばなりません。
700年経って、杉の木の植え替えが全部終わった!
やったー!バンザイ!
なんてロマンチックですね。
まあ、そのころは生きてないけど。