【地方移住】【田舎暮らし】栃木県大田原市に宿泊体験に行ってきました

これまでの経緯はこちらです ↓↓↓

宿泊体験@大田原、4泊5日で行ってきました! 

  

1月に那須塩原市に農業研修に行き、

それから移住先として栃木に照準を合わせてインターネットで情報収集を開始しました。

「ベリーマッチとちぎ」という栃木県の移住促進サイトを熟読。

こちらは非常に参考になりました。    

  

さらに、那須塩原市、大田原市、日光市の3つに候補を絞って

有楽町にある「とちぎ暮らし・しごと支援センター」に電話で相談してみました。

  

候補地の3つのうち、大田原市は市役所内の移住促進センターに

移住コーディネーターが常駐していることを教わり、

その方と繋いでもらうことができました。

  

移住コーディネーター、そういうお仕事があるのですね。

知りませんでした。

なんだか急に心強くなりました。

  

この時点で、じゃあとりあえず大田原市に行ってみるか、と

一週間程度のお試し宿泊体験をしてみることに決めました。    

  

  

大田原市に移住・定住を検討している人のための

お試し宿泊施設、「ゆーゆーキャビン」、1泊2千円。

4月12日から16日までの5日間、私と子供たちで行くことに決めました。

行きと帰りは夫も一緒に来てもらいました。

  

栃木では東京と違って、車がないとどこにもいけません。

2月から都内近郊で5回ほど、夫に一緒に乗ってもらって

車の運転を練習してきましたが、1人で運転するのは初めて。

  

ものすごい緊張する・・・!

  

車は那須塩原駅前のガッツレンタカーで

一週間で12,000円程度(保険込み)で借りました。

安い〜!  

  

大田原市は道幅も広く、交通量も多くないから

都内よりも全然走りやすかったです。

  

ただ私はまだ駐車場にバックで駐める、とか

道に迷ったときにどっかでUターンするとか、

ちょっと路肩に寄せて駐まるとか

走る以外のコトには何一つ対応できません。

本当に緊張しました。

なんとか無事故で帰還しましたが・・・。  

4月13日(火) 不動産物件を内覧

大田原市でのスケジュールは全て移住コーディネーターさんが組んでくれました。

  

着いて2日目。車の運転が苦手な私の為に、朝からゆーゆーキャビンまで

コーディネーターさんが迎えに来てくれて

車二台で出発。不動産屋さんで市内の物件を見せてもらいました。

見せてもらったのはこちらの2軒。  

  

移住当初は私と子供2人の三人暮らしを想定しているので、

間取りは2LDK程度で家賃は安いほうがいいっす!と

事前にリクエストしておいたので、このチョイスになりました。

  

マンションの方は立地も市内の便利な所で、55㎡もあり

綺麗で中央区だったら賃料25万くらいとれるんでないだろうか、という物件。

でも、ここで暮らすのって東京と変わらないよなあ・・・と思いました。

  

次に見せてもらったのは、古い木造平家建て。

同じ住宅が6個並んでる、そのうちの一軒。  

 

ああー、こういう家あるよね、見たことある!

って感じで興奮しました。

ここだったら田舎に引っ越して来ました!って感じするし、

なかなか良いのではないか?と思いました。

ただ隣家との距離が微妙だな・・・

距離はそれなりに離れているのですが、丸見えなんですよね。

塀とか生垣とかないので。

ちょっと怖いな、と正直感じました。都会っ子なので。

  

この日は不動産屋さん近くのお店でお昼ご飯を食べて解散。

市内からゆーゆーキャビンまで20分程度、

恐怖のドライブで帰りました。

  

ゆーゆーキャビンの裏手に温泉施設「やすらぎの湯」があって

ゆーゆーキャビン利用者はなんと無料で利用できます。

お風呂はキャビン内にもあって、そっちも温泉が出ます。

この日は「やすらぎの湯」に行ってから、夕ご飯を作って食べました。

  

子供たちは遅くまでゲームしたりユーチューブを見たり、

東京と一緒ですね。事前情報ではWi-Fiがあるとのことだったのですが、

なかったです。ギガがつらい。

4月14日(水) 地元の農家さん訪問など

朝から雨。

10時半にコーディネーターさんと地域おこし協力隊の方が迎えに来てくれて、

市役所の車で移動です。ホッとしました。

  

まずは唐辛子農家さんを訪問。

大きなお家で、地元の名士的な方のようでした。

ビニルハウスで唐辛子の苗の植え付けをしているところにお邪魔して

娘は苗の植え付け作業を手伝ったりしました。

お土産に一味唐辛子をいただいたのですが、すごく風味があって

すごく辛い!でもすごく美味しい・・・。

東京で売ってるのとは違うなあ、という感想です。

  

農家さんのあとは埼玉から移住して居酒屋をやってるご夫婦を訪問。

そこでお昼を食べました。

  

その居酒屋さんは市街地から離れたかなりのどかな所にあって、

ご夫婦は休日は山菜をとったり、温泉に行ったりで忙しい、と

かなり田舎暮らしを満喫しているご様子でした。

  

そのあと、予定にはなかったのですが

「家賃2万円で畑付きの平家戸建て物件が近くにあるのだが見ていきますか?」

言われ、見ていくことに。

  

この辺りはもう、大田原市でも市街地から離れて

茨城県との県境が近い地域。想定していたよりもずっと田舎っぽい所です。

案内されたのは、この物件。

家のすぐ裏には小川が流れている。

道路挟んで、畑。

近くを流れる川。蛍が見れるそうだ。ウヒョー

ここには子供たちも興味シンシンでした。

えー、住んでみたい・・・。

でもこんな野中の一軒家で果たしてやっていけるのだろうか?

東京から一度も出たことない私が?

  

近くに小学校があるというので、そちらも案内してもらうことにしました。

エントランスの写真しか撮ってないのですが、

自動ドアで驚いてしまった。

えー!こんな田舎の小学校が自動ドアでこんなに綺麗なのに、

東京のど真ん中にある私たちの小学校は

狭くて古くて超過密で、自動ドアでもない!

なんかショック・・・。

  

全校生徒37人ですって。

高学年の子たちはパソコンで授業してました。

中央区の小学校は今春からやっと

1人に一台タブレットが配られることになったばかりなのに。

朝はスクールバスで登校、帰りは親が迎えにくるそうです。

なんだか、こんな学校みたら、東京の小学校の環境って、虐待に近いんじゃないか?と

悲しくなりました。

4月15日(木)

もうコーディネーターさんが組んだスケジュールは一通りこなしたので、

この日は終日フリー。

朝、市役所にアンケートを提出に行きました。

そして小一時間、前日に見せてもらった2万円の物件の中の写真を見せてもらったり、

地域おこし協力隊の方の話を聞いたりしました。

  

ちなみにこの2万円の物件、最近までこの地域おこし協力隊の方のパートナーさんが

住んでいた家で、電子レンジや洗濯機、テレビなどが

残っててそのまま使ってよいとのことでした。

そうかー、お試しで住んでみるにはちょうどいい物件だな、

2万円だものね・・・と相当心が揺らぎます。

4月16日(金)

ゆーゆーキャビンは朝10時チェックアウトなので、

それに合わせて夫が車で迎えに来てくれました。

最終日は子供たちのリクエストで、那須ハイランドパークにある『NOZARU』という

アスレチックに行く予定。  

出発準備をしていたら、移住コーディネーターさんがわざわざお見送りに来てくれました。

5日間、本当にお世話になりました。

NOZARUにて

  

那須ハイランドパーク方面は行ったことがなかったのですが、

町(街?)は軽井沢のような雰囲気でした。

ヨーロッパの田舎町のイメージなのかな、

白い三角屋根の洋館風の商業施設が立ち並んでいて、

自動車もたくさん走ってました。

  

私は、自分が大田原市に住んだら、人恋しくなってしまうかもしれないと

前日に考えていて、那須でも宿泊体験をしてみようと思っていました。

しかし、那須はちょっと都会すぎる。

那須と言っても色んな所があるから一概には言えないけど、

大田原市ののんびりした雰囲気の方が自分には合うかもしれません。

  

そして、那須ハイランドパーク付近は標高が高く、

気温がすごく低かったです。寒い・・・。

NOZARUの受付のお兄さんが大田原市在住の人で、

那須は雪も結構降るし、気温も大田原と比べたらだいぶ低い、

住むなら大田原がおすすめ!と教えてくれました。

もっともそのお兄さんの一押し移住先は黒磯市とのこと。

栃木の人々は地元愛が強くて素晴らしいですね〜!

東京に帰宅〜

東京に帰ってきてから

子供たちも夫も、誰も積極的に「あそこに住みたい!」とは言いません。

私は(住んでみようかなー・・・でも怖いよー)みたいな感じ。

  

私は一度も東京を出たこともないし、

実は一人暮らしすらしたことがない。

あの野中の一軒家に自分が住むなんて出来るのかなあ・・・

  

それと子供たちの学校のこと。

息子は小学校に行きたいという思いはあるようですが、

制服を着るとお腹が痛くなっちゃう・・・というタイプなので

もしかしたら、あそこの小学校なら通えるかもしれない、

とかチラッと期待してしまったり。

でも、やっぱ行けないかもしれないし、

娘はどうするのかな・・・

娘は学校を見学して「4年生女子3人なんて、絶対馴染めないよームリ」と

述べておりました。息子が学校行って、娘が不登校のままだったら?

それもけっこー辛そうな状況だな。

・・・・・・

現在と比べて、大変な想像ばかり膨らんで

不安が募りなかなか決断がつきません。

でも、どこに住むにしても最初の一歩はものすごくエネルギーがいるでしょう。

頑張って、やってみよう・・・かな・・・

あと数日悩んで決めようかと思います。

この記事を書いた人

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リョウコ

1974年生まれ。子供が2人と旦那が1人で、栃木県在住。
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