青い空に絵をかこう!

幼稚園の謝恩会が、金曜日に執り行なわれました。

温かみの感じられるすごく良い謝恩会でした。

謝恩会とは

 

年長組のお母さんたちが、主体となって

卒園児と共に

お世話になった幼稚園の先生、職員さん、

地域の方、小学校の校長先生などを

来賓としてお招きして、

3年間の感謝の意を表す会です。

 

夏以降、年長組のお母さんたち全員で、

少しずつ準備を進めて来ました。

 

どんな事をするかというと・・・

 

子供たちが、声を合わせて感謝の言葉を述べたり、

合唱をしたり、お母さんたちも歌を歌ったり、

みんなでちょっとしたゲームをしたりします。

 

そして、来賓の皆様のご挨拶、花束贈呈、

幼稚園への卒園制作の贈呈、

最後に保護者代表から感謝の言葉を贈ります。

 

全部で一時間半くらいの会です。

 

子供の歌が素晴らしい

 

謝恩会は、来賓の皆様に感謝する会なのですが、

やっぱり主役は子供達だな、と思いました。

 

来賓の人たちも、子供の成長を喜び、

愛でて、感激しに来てくれてるわけです。

 

もう、子供たちが、

声を合わせて言葉を述べるところで

既に、「あの小さかった子供達が、こんなに立派になって・・・」

って、感慨が押し寄せてしまいます。

 

みんなで、ひたすら成長を喜び、門出を祝う、

そういう明るくて、喜びしかない子供時代って

今しかないから、だからこんなに、

感激してしまうのでしょうねえ。

 

それにしても、子供の歌声っていうのは、

なんでこんなに

人を、感動させる力があるのでしょうか。

 

まともに聴いていたら、絶対に泣いてしまうから、

私は、わざとふざけたことを考えて

気を紛らわせていました。

 

子供達は『青い空に絵をかこう』という歌を

歌ってくれました。

 

あしたは エイ!ヤア!

あしたは エイ!ヤア!

あしたは 僕らのせかいだ!

 

あしたは エイ!ヤア!

あしたは エイ!ヤア!

僕らのせかいだ!

 

歌っていうのは・・・

 

歌っている人が、

歌の言葉を真実であると

信じているときに、

ものすごい世界を出現させる力をもつ、

ということなのかな?

 

この子供達にとって、

「あしたは僕らのせかいだ!」

という言葉は、何一つ信じられないことではなく、

当たり前のこと。

それを、まっすぐな心で歌っています。

 

私たち大人が同じ歌を歌っても、

あしたは僕らの世界なんて、

とてもじゃないけどありえない。

違う意味を持ってしまいます。

 

かつて、誰でもそういう子供時代があって、

そう信じられた時間は、

多分誰にとっても長くありません。

 

子供の声で、「僕らの世界だ!」という歌を聴くとき、

泣いてしまうのは、

 

楽しかった子供時代を思い出しているからなのか、

 

その時代は長く続かないことを儚んでいるからなのか、

 

これから沢山の苦難が待ち受けているかもしれないと

気をもんでいるからなのか。

 

おそらく、その全部の感情が

歌によって、一度に呼び起こされるのだと思います。

 

歌っていうのは、多分、そういう力を持っているのでしょう。

 

改めて、歌ってすごいなあ、と思った出来事でした。

この記事を書いた人

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リョウコ

1974年生まれ。子供が2人と旦那が1人で、栃木県在住。
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